あるアンケートによると、セックスの時に性交痛を感じている(いた)女性は70%にのぼるそうです。
最近、新聞等でも性交痛についてよく取り上げられるようになりました。
潤滑ゼリー(潤滑剤)は性交痛の解消が期待できます。
潤滑ゼリーはどこで買えるのでしょうか?
潤滑ゼリーとローションの違いは?使用方法は?種類は?
潤滑ゼリーについて徹底解説します。

潤滑ゼリーの効果

潤滑ゼリーは、「性交痛」の痛みの解消に効果が期待が出来ます。
※「性交痛」とは、セックスの時に感じる痛みのことです。

性交痛の原因は、膣潤滑の不足が主な理由(愛液不足)であると言われています。いわゆる、「濡れない」という症状です。

潤滑ゼリーは、愛液の代用なので、疑似的に濡れた状態を作ります。
実際、潤滑ゼリーのレビューを見ると、「性交痛が解消した」という口コミを沢山見つけることができます。

それでは、何故、「濡れない」状態が起こるのでしょうか?

性交痛の原因

性交痛には以下の原因が考えられます。

●愛撫不足
●冷えや血行不良
●更年期や加齢に伴う潤い不足
●産後のホルモンバランスの変化
●水分不足
●疲労・睡眠不足
●ストレス

愛撫不足

女性が「濡れる」のは、オキシトシンというホルモンが、愛撫により性的刺激を受けて、性器を充血させて膣内を潤滑にさせるからです。

冷えや血行不良

冷え性等の血行不良があると、寒い時などは特に、性器周辺の毛細血管が収縮して、濡れにくくなってしまうことがあります。

更年期や加齢に伴う潤い不足

更年期などで、ホルモンバランスが低下したり乱れている時も、オキシトシンが分泌されず、濡れにくくなることがあります。

実際、潤滑ゼリーの口コミレビューがでは、中高年夫婦が「潤い不足」解消に潤滑ゼリーを利用しているケースが多く見られます。

産後のホルモンバランスの変化

産後はホルモンバランスが通常時と異なるため、愛液の分泌量が減り、性交痛になることがあります。

水分不足

体が慢性的に水分不足だと、血液循環が悪くなり、同様に血流不全から、濡れにくいという現象が起こる場合があります。

端なダイエットをしている人も同じです。

疲労・睡眠不足

仕事で疲れていたり寝不足が続いていることで、ホルモンバランスが乱れていると濡れにくくなることがあります。

ストレス

何か大きなストレスを感じている時は、交感神経が必要以上に高ぶって濡れにくくなることがあります。

潤滑ゼリーの種類

潤滑ゼリーには以下の種類があります。

●ウォーターベースタイプ(水溶性)潤滑ゼリー
●シリコンベースタイプ潤滑ゼリー
●オイルベースタイプ潤滑ゼリー
●妊活用潤滑ゼリー

ウォーターベースタイプ潤滑ゼリー

粘度が少なく、体液に近い自然な感じです。
水に溶けるのが早いので洗い流すのも簡単。

中には洗い流し不要で自然に乾かしてOKという潤滑ゼリーも。

シリコンベースタイプ(水溶性)潤滑ゼリー

ウォーターベースタイプ潤滑ゼリーではすぐに乾いてしまう、という人にオススメなのがシリコンベースタイプ潤滑ゼリーです。

但し、シリコン製のトイ(大人のおもちゃ)との併用はNGです。併用した場合、化学反応によってトイの表面のシリコンが溶け、異臭を放ってしまう可能性があります。

また、使用後は必ず洗い流さないといけないので、多少手間がかかってしまいます。

オイルベースタイプ潤滑ゼリー

「ヌルヌル感を味わいたい」という方にオススメなのが、オイルベースタイプ潤滑ゼリーです。

但し、オイルベースタイプはゴム製のコンドームとの相性が悪いので、オイルベースタイプの潤滑ゼリーを使うなら、ウレタン製のコンドームと併用が無難です。

使用後はしっかりと洗い流しましょう。

妊活用潤滑ゼリー

膣に直接潤滑ゼリーを注入することで、精子が過ごしやすい最適な粘度・ph・浸透圧を実現し、受精しやすい環境作りを叶えてくれるのが妊活用潤滑ゼリーです。

妊活用潤滑ゼリーは別として、3種類の潤滑ゼリー中でおすすめは、ウォーターベースタイプ潤滑ゼリーです。

コンドームと併用しても問題ありません。

尚、コンドームに付着している「潤滑剤」は、コンドームの劣化防止と装着補助をサポートしているもので、コンドームに付いている「潤滑剤」が「潤滑ゼリー」の代わりになるわけではありません。

潤滑ゼリーとローションの違い

潤滑ゼリーとローションの違いはなんでしょうか?

その前に、マッサージ用のボディローションは潤滑ゼリーの代りになるのかについて見てみたいと思います。

ボディローションは潤滑ゼリーの代りになる?

ボディローションは元々全身に塗るものであり、局部に塗るのを目的としていません。

肌表面と粘膜とでは、敏感度が異なります。

ボディローションは潤滑ゼリーの代りにはなりません。

次にベビーオイルはどうでしょうか?

ベビーオイルは潤滑ゼリーの代りになる?

ベピーオイルが潤滑ゼリーの代わりになるという話もありますが、ベビーオイル
潤滑ゼリーの代わりとして使用すると成分が膣内に残ってしまい、思わぬトラブルを招く可能性があります。

ラブローションは潤滑ゼリーの代りになる?

ローションプレイというと、ラブローションです。
ラブローションには種類があります。

しかし、いずれにしてもラブローションはプレイ様であり、局部の潤い解消を目的とした潤滑ゼリーとは別物です。

潤い不足には潤滑ゼリーを使いましょう。

潤滑ゼリーの使用方法

潤滑ゼリーの使い方について解説します。
ポイントは、どこに、いつ、どれくらいの量塗るかです。
※個包装の場合は、個包装の説明書に従ってください。以下は主にチューブの場合です。

●どこに塗る?
●いつ塗る?
●どれくらいの量を塗る

潤滑ゼリーはどこに塗る?

潤滑ゼリーを塗る場所は局部(膣)です。
但し、無理矢理に膣の奥まで塗ろうとせずに、入り口付近からほぐすように塗りましょう。

但し、清潔な手で塗るのが基本です。

尚、女性だけでなく、男性もシンボルに塗ると、より一層の潤滑効果が期待できます。(リューブゼリー)

潤滑ゼリーはいつ塗る?

潤滑ゼリーは、塗るのが早すぎると乾いてしまいます。
その為、潤滑ゼリーを使うのは、性行為(セックス)の直前がベストタイミングとされています。

潤滑ゼリーはどれくらいの量を塗る

量は「適量」です。
多すぎると、垂れてしまいます。
逆に少なすぎると、性交痛が生じる恐れがあります。

潤滑ゼリーを塗った際に指を入れて確認してみましょう。
指がスムーズに入らなかったり、痛みが生じた場合は潤滑ゼリーの量が足りません。

目安は、500円大の量ですが、製品によって粘度等が異なるので、使いながら調整して下さい。

潤滑ゼリーはどこで買う?

潤滑ゼリーは、ドラッグストア(薬局)・アダルトショップ・通販等で購入できます。
潤滑ゼリーは、ドラッグストア(薬局)の場合、コンドームの隣に並んでいることが多いです。
※潤滑ゼリーの大半はコンドームメーカーが販売しています。

「店頭で購入するのが恥ずかしい」という方は、通販での購入がオススメです。

潤滑ゼリーで検索すると、多数の潤滑ゼリーが出てきます。
※種類が多すぎてどれを選んだらよいか分からないという方は関連記事をご参照ください。