最近、股間が痒くて目が覚める。
痒くてたまらないので、パンツの上から掻くのだが、痒みが収まらずイライラしてくる。
その内、掻きすぎて痛くなってくる。
主に男性の股間(陰部・デリケートゾーン・局部・金●)の痒みの原因は何だろうか?
治し方は?
医師などの専門家の見解と対策・治し方をご紹介します。

股間(陰部・デリケートゾーン)の痒みの原因

デリケートゾーン(陰部)のかゆみの原因【第一三共ヘルスケア】
陰部がかゆい(男性):医師が考える原因と受診の目安【Medical Note】
陰部のかゆみ(男性)の症状・原因【肌トラブル情報館/池田模範堂】

陰部

デリケートゾーン(陰部)のかゆみの原因【第一三共ヘルスケア】

デリケートゾーンの痒みの原因は大きく2つ。

●かぶれ
●感染症

かぶれ

「かぶれ」は主に、下着による締め付けや、デリケートゾーンの蒸れ、女性ならば生理用ナプキンとの接触などでも起こる。

「かぶれ」は、正式には「接触皮膚炎」と呼ばれ、外部からの刺激によって炎症を起こした状態。

感染症

「感染症」は、細菌、ウイルス、真菌(カビ)などの病原体に感染することで起こりる。
カンジダという真菌(カビ)による感染がよく知られている。

デリケートゾーンにかゆみを引き起こす感染症には、次のようなものがある。

●性器ヘルペス
●性器クラミジア
●膣トリコモナス症
●性器カンジダ症
●いんきんたむし
●毛ジラミ症

※参照:デリケートゾーン(陰部)のかゆみの原因【第一三共ヘルスケア】

陰部がかゆい(男性):医師が考える原因と受診の目安【Medical Note】

陰部がかゆくなる原因には、大きく分けて2つ

●皮膚に異常がある
●感染症

皮膚に異常がある

陰部のかゆみは、以下のような皮膚の病気が原因のことがある。

●接触皮膚炎
いわゆる、”かぶれ”。
●汗疹(かんしん)
汗が原因となってできる皮疹のことで、あせもとも呼ばれる。
●股部白癬(こぶはくせん)
いんきんたむし(水虫)と呼ばれることもある病気。
●疥癬(かいせん)
ヒゼンダニ(疥癬虫)と呼ばれるダニの仲間が皮膚に寄生する感染症。
●陰嚢湿疹
陰部が発汗、蒸れ、摩擦などにより炎症を起こし、赤みやかゆみを起こす状態。

感染症

陰部のかゆみは、以下のような性感染症が原因となることがある。

●毛ジラミ症
●性器クラミジア
●性器カンジダ症

※参照:陰部がかゆい(男性):医師が考える原因と受診の目安【Medical Note】

陰部のかゆみ(男性)の症状・原因【肌トラブル情報館/池田模範堂】

男性のデリケートエリア(陰部・陰のう周辺部)は、もともと”部位”が起こりやすい部位である。

10代では何と約半数が陰部のかゆみ症状を経験しているので驚きだ。

陰部のかゆみ(男性)の症状経験率

男性陰部のかゆみの多くは「陰部掻痒症」とよばれるもの。
陰のうや肛門周辺に発生します。主として汗、ムレ、下着のスレ、乾燥などの原因によってかゆみが起こる。

尚、いんきんたむしが陰嚢で発症することはその皮膚構造からしてまれ。

※参照:陰部のかゆみ(男性)【肌トラブル情報館/池田模範堂】

股間(陰部・デリケートゾーン)の痒み対策~治し方

デリケートゾーン(陰部)のかゆみの対策【第一三共ヘルスケア】
陰部がかゆい(男性):医師が考える受診の目安とタイミング【Medical Note】
陰部のかゆみ(男性)の治療【肌トラブル情報館/池田模範堂】

デリケートゾーン(陰部)のかゆみの対策【第一三共ヘルスケア】

デリケートゾーン(陰部)は皮膚が薄く、粘膜もあり、とてもデリケートです。セルフケアを行う際は、洗いすぎや強い洗浄料の使用に注意する。

デリケートゾーン(陰部)にひどいかゆみがある、おりものに異常があるなど、細菌などの感染が疑われる場合は、専門医による治療が必要。

医療機関での受診をおすすめする場合

以下の場合は医療機関を受診しましょう。

●かゆみが強く激しい、範囲が広い
●水疱や潰瘍がある
●おりものに変化がある(量が増える、ヨーグルト状のおりものがみられる、悪臭のあるおりものがみられるなど)
●正しいスキンケアや、市販薬(OTC医薬品)によるセルフケアをしてもかゆみが治まらない
●カンジダ症の場合、再発であれば、市販のカンジダ治療薬(抗真菌剤配合)でセルフケアができます。
初めての場合は医療機関を受診してください。

炎症を抑える市販薬でセルフケア

軽いかぶれであれば、原因となるものの接触を避け、炎症を抑える市販薬(OTC医薬品)で様子をみることもできる。

「抗ヒスタミン成分」を配合したものは、かゆみを抑える効果が期待できる。一般的な皮膚のかゆみ、炎症に対してはステロイド成分を配合したものも用いられるが、デリケートゾーンではステロイド成分の吸収率が高くなるため、あまり推奨されない。

※参照:デリケートゾーン(陰部)のかゆみの対策【第一三共ヘルスケア】

陰部がかゆい(男性):医師が考える原因と受診の目安【Medical Note】

受診のタイミング

陰部の強いかゆみや尿道からの分泌物がみられる場合は、なるべく早めに病院を受診する。

日常生活上の対策

下着や衣服による蒸れは汗疹の原因となるほか、高温多湿を好む病原菌が繁殖しやすくなる。

●通気性のよい下着(トランクスなど)を着用する。
●毎日入浴して下着を交換する。
●陰部の皮膚はデリケートなため、刺激の強いスポンジやタオルで強く擦ることはしない。

治療薬の利用

デリケートゾーン(局部・陰部)の痒み・かぶれ治療薬を使う。
※参照:陰部がかゆい(男性):医師が考える原因と受診の目安【Medical Note】

陰部のかゆみ(男性)の治療【肌トラブル情報館/池田模範堂】

●患部を清潔に保つ。
●入浴時に強く洗いすぎないように注意。
●かゆみが気になる場合には、かゆみ止め成分や抗炎症成分配合の外用薬で症状を和らげる。
●いんきんたむしが疑われる場合は、病院で適切な治療を受ける。

※参照:陰部のかゆみ(男性)【肌トラブル情報館/池田模範堂】

股間の痒み~陰部(デリケートゾーン)が痒い原因と対策【まとめ】

股間の痒み~陰部(デリケートゾーン)が痒い原因と対策のまとめです。

原因

デリケートゾーンの痒みの原因は大きく2つ。

●かぶれ
●感染症

かぶれ

男性のデリケートエリア(陰部・陰のう周辺部)は元々”かゆみ”が起こりやすい部位である。
理由は以下の2点。

●男性のデリケートエリア(陰部・陰のう周辺部)は非常にデリケート
●汗、ムレ、スレ、雑菌など”かゆみ”を引き起こす刺激が多く発生する場所

そういえば、私はデスクワークが仕事だが、椅子に座っているだけですぐパンツが汗でびしょびしょに。
しかも短パンまで汗で濡れている。
1日数回着替えることも。

結局、汗蒸れが”かぶれ”の原因だったようだ。

感染症

陰部のかゆみは、以下のような性感染症が原因となることがある。

●毛ジラミ症
●性器クラミジア
●性器カンジダ症
●その他

対策

陰部が痒い時の対策は以下の3点だ。

●生活上の対策
●市販薬(軟膏)
●病院を受診

生活上の対策

陰部が痒い場合、感染症の疑いが無い場合、生活上の対策が基本となる。

●汗をかいたら拭く
●下着を取り換える。
※蒸れにくい下着の着用
●掻きすぎない
●毎日風呂に入って清潔にする
※刺激の強いスポンジやタオルで強く擦らないこと。

市販薬(軟膏)

デリケートゾーン(局部・陰部)の痒み・かぶれ治療薬が市販されているので、使う。
その場合、注意点がある。

・非ステロイド系を選ぶ
・デリケートゾーン専用皮膚薬を選ぶ
・粘膜には使わない
・感染症には効果がない

デリケートゾーン(局部・陰部)の痒み・かぶれ治療薬は基本、非ステロイド系だ。
しかし、念の為、パッケージの説明を確認した方が良い。

デリケートゾーン(局部・陰部)の痒み・かぶれ治療薬はクリームとジェルタイプがあるが、クリームタイプが多い。

デリケートゾーン(局部・陰部)の痒み・かぶれ治療薬は通販及び薬局・ドラッグストアで販売されている。

以下はメンソールが入っている為、特に男性におすすめのデリケートゾーン(局部・陰部)の痒み・かぶれ治療薬。
※メンソールが入っていない「デリケア」もあり

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使用方法は1日数回とあるので、トレイに言った時と、風呂に入った後にクリームを塗布すると良いようだ。

数日続けても症状が改善しない場合は、「使用を中止し、治療薬の説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談」とある。

病院を受診

病院を受診する場合、何科になるかだが、内容によって3つある。
●通常:皮膚科
●皮膚だけでなく、それ以外にも問題がある:泌尿科
●女性:産婦人科
股間の痒み~陰部(デリケートゾーン)が痒い原因と対策【専門家の見解】